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2007年 12月 14日
イム・サンス監督は、いつも笑っている。
8月の特集上映「シネマコリア」。軍事政権下の民衆弾圧・光州事件をテーマにした「懐かしの庭」の舞台挨拶で、彼は笑顔で切り出した。「韓国の土地と人は、深く傷ついています」 穏やかな笑みをたたえながら、辛らつな言葉を次々繰り出す。矛先は日本人にも向けられる。「日本人は、韓国にあまり関心がないようだ。彼らはいつも米国を見ている。間に太平洋が横たわっているのに」 女性の性的欲望、現代社会の腐敗、都市に生きる孤独。扱うテーマは「過激」で、語り口は「センセーショナル」と評されるが、そうだろうか。彼の作品の底に一本流れるもの。自分が生まれ育った土地を、踏みにじり汚したものへの怒りである。土足で入り込み、踏み荒らした日本。金と権力にまみれ、国を牛耳る財閥や政治家。 監督は微笑みを絶やさず、毒を塗った矢を放ち続ける。笑いながら、泣いている。彼の顔を見ると、いつもやるせなくなる。しかし、怒り、笑い、泣いてはいても、作品には救いがある。ひとりの日本人として、細く、長く、真摯に向き合っていきたい。 「ユゴ 大統領有故」 イム・サンス監督「タブー破った」
by yeungji
| 2007-12-14 07:26
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